諂諛

音楽好きによる音楽好きの為の雑記。

【豊作の年】2010年の名盤をまとめてみた【Apple Musicプレイリスト共有企画】

 

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

2020年一発目のブログ更新となりました。落第です。

 

 

あんなに先に感じていた東京オリンピックがもう半年後に迫り、時の流れの速さにビビり散らかしている今日この頃。光陰矢の如し。

そして私が音楽にどっぷり浸かり始めたのも、今となっては遠い昔になってしまい少しセンチメンタルな気分で当時聴いていた音楽を聴くことも増えました。

 

さて本題。今回は、今からちょうど10年前である2010年についての記事となっております。

世間では尖閣諸島での中国漁船の衝突動画の流出、野球賭博問題、記録的な猛暑を記録するなど、ほぼディストピアと化していた日本ですが、実はネット掲示板などでいわゆる「名盤」と呼ばれる完成度の高いアルバムが邦楽においてめちゃくちゃ量産された年でした。

 

ちょうどこの頃、AKB48グループやK-POPブームの影響によりオリコンシングルチャートのトップ10がアイドルなどの商業音楽で占領されるという異常現象が起きたのもあり、当時のロックバンドやシンガーソングライター達が軒並み窮地に追いやられた時期でもありました。

この頃のバンド音楽には、そのフラストレーションやら反逆精神を凝縮したような情念のこもった鬱屈とした雰囲気のアルバムが多く、言ってしまえばどれも暗いんですよね。

 

そんなミュージシャンの執念が、たまたまこの2010年という年に集中して爆発したんです。恐らくもうこんな年は訪れないんじゃないかな。

 

 

 

 

2010年の邦楽名盤プレイリスト

 

 


https://music.apple.com/jp/playlist/2010%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%90%8D%E7%9B%A4%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%882/pl.u-MDAWmZNuW0a1o91


 

今回紹介しているアルバムは以下の通りです。

 

1. andymori / ファンファーレと熱狂

2. 神聖かまってちゃん / 友達を殺してまで。

3. サカナクション / kikUUiki

4. 清竜人 / ワールド

5. 相対性理論 / シンクロニシティーン

6. BUMP OF CHICKEN / COSMONAUT

7. 東京事変 / スポーツ

8. avengers in sci-fi / dynamo

9. トクマルシューゴ / Port Entropy

10. YUKI / うれしくって抱き合うよ

11. People In The Box / Family Record

12. クラムボン / 2010

13. the HIATUS / ANOMALY

14. school food punishment / amp-reflection

15. BOOM BOOM SATELLITES / TO THE LOVELESS

16. スピッツ / とげまる

17. Mr.Children / SENSE

18. 環ROY / BREAK BOY

19. 安藤裕子 / J-POP

20. ふくろうず / ごめんね

 

 

このプレイリストの曲順は、個人的に好きな順とかではないです。単純にプレイリストとして聴きやすい曲順にしてあります。悪しからず。

 

恐らくアルバムとしても1枚は誰もが通った作品があるかと思います。同世代なら。

もちろんこれ以外にも素晴らしいアルバムを出したアーティストは沢山いますが、そのアーティスト自身のキャリア最高傑作レベルと言える作品を中心に選定しました。

そうでもしないとプレイリストとして聴きにくい曲数になってきてしまうので、あのアルバムが入ってない等の指摘も甘んじて受け入れます。多分1番入れたかったの俺だから!

 

そして本当はこのアルバム全部1つずつ長文で解説していきたいぐらいなのですが、これも単発ブログの消費カロリーを超える恐れがあるため省きます。

とりあえずこの年のCDショップ大賞を受賞したandymoriのファンファーレと熱狂だけでも押さえておけば充分音楽通です。あとは気になったアルバムを聴いてディグっていくのがお勧め。

聴きやすさで選びたいならスピッツ東京事変school food punishment辺りをお勧めします。

 

 

この翌年、東日本大震災という平成最大の大天災が色々と影響し、テレビや音楽が明るくなった気がしていて、2010年という年がその前触れのような混沌とした年だったんだなと今となっては思います。

インターネットやSNSの本格的な普及により、良い音楽が格段に広まりやすくなったここ数年ですが、10年前さらに言えばもっと前にも良い音楽を作る人は沢山いて、それが伝わりきらず音楽活動から身を引いてしまった人たちも多くいます。

そんな名盤や人を少しでも知ってもらいたいと思い今回の記事を書くに至りました。

 

あれから10年経ってしまいましたが、僕が変わらず音楽オタクでいられるのも、当時の音楽業界にちゃんと音楽で立ち向かってくれたミュージシャンがいたおかげだと思っています。そのおかげでSuchmosKing Gnuも紅白に出られたと思いますよ。感謝しなさい。

これからも良い音楽がちゃんと広まってくれる世界であってほしいですね。

 

 

 

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