しりとり名曲紹介 No.2 [ダンス、ダンス、ダンス / People in the Box]
先日、久しぶりにIGZOLOGICの動画を見たらやっぱり凄いなぁと思った。
そしてあの動画が公開されて10年経ったそう。嘘でしょ。。まぢ無理。。
知らない方はIGZOLOGICで検索して見てほしいです。マジでしょうもないです。
概要
・邦楽オタクの僕が、人生で特に影響を受けた楽曲、音楽ファンなら絶対に聴くべき往年の名曲、時代と共に完全に忘れられつつある超・隠れた名曲を紹介するコーナーです。
・その名の通り紹介する楽曲の名前を、しりとりで繋いでいくというマゾ縛りとなっています。
・基本的にアーティストの被りは無し、「ん」で終わる曲は1つ前の文字を繋いで続行します。
(例)にんじゃりばんばん → 「ば」から始まる曲を次回紹介。
ダンス、ダンス、ダンス / People in the Box
2003年結成、残響レコードよりインディーズデビューした後、日本クラウンにてメジャーデビュー。今もメジャーに居る実力派バンド、People in the Box。
この曲は、2012年にリリースされた「Ave Materia」のリード曲です。
ピープルといえば我らが残響レコード全盛期にも、一番人気があったんじゃないかなぁ。僕はピープルが好きすぎて、高専生時代にコピーバンドを組んで、毎回ほぼ全曲違うセットリストで最終的に20曲ぐらいはコピーしたと思います。またやりたいなぁ。
そしてこのダンス、ダンス、ダンスですが、件のコピーバンドではやりませんでした。残念。
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当時リアルタイムで追いかけていた体感としては、このアルバムの前作「Citizen Soul」あたりからピープルの表現のベクトルが変わってきた感じがあって、この「Ave Materia」は、今全作品を通して見ても、ちょっと浮いてるなぁと思っています。
このアルバムだけ、ほぼ全曲アコースティックギターの音色がメインで鳴っていて、意図的にほかの作品との差別化を図っていますよね。
先程言った、表現のベクトルの違いってのは、やっぱり歌詞の内容ですね。
初期のピープルは歌詞に独特の比喩が多く使われていて、どちらかと言うと詩的で物語のような表現が多かったのに対し、後期は何か波多野さんの憤りのような物をこちらに投げかけられているような感覚があって。
ダンス、ダンス、ダンスがこのアルバムのリード曲に選ばれたのも、そのメッセージ性に焦点を当てた結果選ばれたのかなぁとも思ったり。邪推。
「愛が全てというなら、汚れ一つ許せないね」という正論なんだか暴論なんだか分からん言葉をサビの頭に持ってきたり、哲学者の友達の話だけで2コーラス目を歌い切ったり、この曲は特に、波多野さんのパーソナルな部分が垣間見える、不思議な曲。
ちなみに、イントロから繰り返されるギターのリフは、ピアノで弾きながら作ったのだそう。彼はギターを何だと思ってるんだ。
このMVもべらぼうに完成度高いですよね。監督は加藤隆さんという方。伝説の「旧市街」や「ニムロッド」「気球」も手掛けているスーパーマン。
彼のツイッターを見るとハイセンスの権化すぎてめちゃくちゃ製作意欲を掻き立てられるので是非見てほしい。
今回はこの辺で。次回は「す」から始まる名曲を紹介いたします!
ありがとうございました。